2012年6月30日土曜日

182=35

6月最後の一日。今日をもって2012年を折り返す。
この半年の採点は35点。赤点だ。
決して悪いところだけ見ての点数ではなく、冷静に俯瞰で見ての厳正なる採点でこれ。
高得点を上げる月もあったが、総じて出来が悪かった。当然の結果である。
今日一日でいくらも取り返すことはできないが、せめて下半期のスタートを気持ちよく迎えるために善き一日を送ろう。

よし、寝る。


2012年6月29日金曜日

残念。

今日は岩泉町大川へ。
宮古市から大川へは国道45号線を北上するルートでおよそ90分ですが、国道106号線を西に向かい、新里茂市を経由し、押角峠を越えて行くと70分程度で済みます。
そしてこの峠の頂上にあるのが「雄鹿戸トンネル」。
昭和10年あたりに作られた古くて狭いトンネルでして、いわゆるアレな噂が後を絶たない。
会いたいほうなので、もし映ってくれれば、と期待しておりましたが、今回ソレらしいものは発見できず……残念。


「いや、いるじゃん」って方はご連絡を。

2012年6月27日水曜日

損して得取れ。

物心ついてからというもの酒を飲まない日は数えるほどしかない。JAROだけど。
まあでもそんくらい。まーまず毎日飲むね。
それがどうだい。ここんとこ忙しかったり腹あんべーが悪かったりで、気がつきゃあーた、二週間もアルコール摂取してなかったのだなー。
二週間飲まないってなぁどんなもんだこりゃ。酒を常用するようになってから初めてじゃねーかなー。

ほいってなことで放り込んだったさ、二週間ぶりのアルコールを。
とりあえずビールってなもんで、戴き物のオリオンビールからスタート。
そっからエビス・ザ・ホップときて箱の安ワイン経由の日本酒(今ここ)。
ンめぇなぁ、酒ってなぁよー!

あたしゃ健康ですよ?うん。すこぶる健康だ。
健康診断で毎度ちょっぴり怪しい数字になるのが唯一γ-GDPね。アレだ、あのーぶっ壊れた肝細胞の数だな。これだきゃーしゃーねやな。
昨日までに診断受けたらパーフェクトだったんだろうけど、よしんば検査受けて良好な数値だったとしても、そんなもん人生の中のイレギュラーシーズンだから、なーんの参考にもならねっつの。

いいのいいの。
んまいんまいと酒のんで、なーんの得にもならねぇタバコすっぱか吸って、死ぬ。
好きな酒も飲めずに長く生きるよりゃ、笑顔の滞在時間が長ぇだろ。な?


ありがたきはこの心遣い。
ごちそうさまでした。

2012年6月20日水曜日

美しきもの。

消えてゆくものと残るもの。
その言葉を端的に捉えるなら正反対の性格を持っていると言える。
正反対でありながらも両方が持っていることのひとつ。それは、美しさ。


消えゆくからこその美。
消してこその美。
消えたことの美。


残りつづけることの美。
残すべき美。
残ったことによる美。


美しいものはいい。
しかしそうでないものがあってこそ生まれる価値なのだ。
消せない醜さも残せない醜さも一緒に愛してあげよう。


「水性サインペン」と書いておる。
ほいきたと手に書いて写真撮ってfbに投稿した。
これが洗ってもあらっても落ちねぇんだなぁ。


編集部メンバーの気持ちの強さかもな。
笑って許したらぁな。

2012年6月17日日曜日

きらい。

きょうの天気がヤだった。
みんなだいっきらい。
自分もきらい。
なにもかもきらい。


2012年6月16日土曜日

騙され得



















五月の終わりに親友がfbで明かした事実。
自分の母が風鈴を吊るしたところ「風の当たらないところにひっこめろ」との書簡を寄こされたという。

まったくの偶然なのだが、それから数日後のテレビ番組で、風鈴の効果を検証していた。
その番組によると、確かに風鈴の音色により体感温度は下がるとの実験結果となっていた。
ただし、イメージに拠る脳の錯覚や思い込みなので、都会の若者など風鈴を知らない人(番組では外国人で実験)には効果が見られないと結んでいた。

ここのところ自分の視線が自然と暖色に惹かれていることに気づいた。
梅雨寒の毎日が続いているからだろう。

人は青一色の部屋に居ると寒く感じ、しまいには震え出すとか。
同じように赤一色の部屋だと汗をかくという。

節電が叫ばれる今、部屋の模様替えをするなら寒色系で。
そして風鈴もお忘れなく。



男色にはこの「NO」ボタンを押します。

2012年6月12日火曜日

一ヶ月前となりました。

いつもお世話になっております
フリーペーパーGuff編集部のにそ丸です

ただいま7月11日に発行する「ありがとう。第二弾(仮題)」へ向けて鋭意編集中のGuff編集部ですが、昨日月曜日に表紙を飾るモデルの撮影を決行しました。そういえばちょうど一ヶ月前ですね。

現場責任者は我らが編集長、ペンはレンチより強し、孤高の感性を持つ看板男子ヴィンセント画廊。
カメラマンはGuff編集部の至宝、指先から放つ色彩がため息を呼ぶ、魔法の写真師ひつじ。
モデルコーディネートは同性からの支持率No.1、笑顔を生み出す心優しきやわらかな美容師マホガウニー。
作画及び監督は才色知勇を欲しいままに手に入れた歩くアート、グランプリエディターKIK。
そして、二つのレフを持つ男、世界のスーパーサブにそ丸。

この精鋭過ぎるにも程がある選抜メンバーが集合すれば不可能なことなど何一つあるわけもなく、私などの語彙では到底表現できないほどの素晴らしい撮影ができたのは当然といえば当然、いやむしろ必然なのです。

こうしてハードルを……ではなかった。高飛びのバーを自ら上げて上げて棒高跳びじゃねーんだからさ、と半笑いで呆れられるほどに上げながら、残る一ヶ月足らずをワッサワッサと突き進んでゆくのであります。

We are Guff!!


2012年6月11日月曜日

なぜ人は独り言をするのか。



禊の甲斐があったわけじゃないだろうが、先日とは打って変わって今日はなんと素晴らしい一日だったかと、いささか感激さえしている次第である。
思い返せば、前回のイライラの前には素晴らしき時間を過ごしていた。
まさにこれ、禍福は糾える縄の如し。

なーんて思えるのはいい時だからなんだよなぁ。
んー、考えはするよ。「今のこの傷も、必ずそのうち治る」って。
けれどもやっぱり痛いもんはやっぱり痛くて、その痛みに気を取られる。
痛みが無いときは痛さを感じていないから、そのぶん余裕がある。

痛い時は「痛い」って言おう。言ったところで痛みは無くなりゃしないけど。
寒い日に「さっむっ」って言うように。
腹が減ったら「お腹がすいた」と言うように。
言ったところで解決にはならないけどさ。

きっとムダじゃないひとりごと。
自分が自分に同調すること。
ひとりなんだけど、ひとりじゃない。


うっわ、さみしいな、これ(笑)



とりあえず今日もなんか言っておこうか

なんて言おう

そうだな

うん。



「ここちいい」


でもやっぱチョイ落ち気味なのである。

2012年6月10日日曜日

呪い

相手のズボンポケットから小さく聞こえた着信音。
「電話鳴ってますよ」
そう教えたのは、その相手が着信に気づいていないから。

相手は、ん?と言いながら取り出したケータイを開き、真顔でこう言った。
「電話じゃなくてメールだよ」

「ハァ?」
口から出かかりはしたが、飲み込んだ。



ここんとこ、なにかとイラついている自分がいる。
どうも精神的に調子が悪い。
なにかと良くない方に考える。
笑い飛ばせるいつもの自分が行方不明。

こうして書くのは、禊(みそぎ)。
この忌々しいクソみてぇな憑物をネットの海に流してやる儀式。

だからノロイじゃねぇよ。
マジナイな。

クソったれ!!


2012年6月7日木曜日

最終回

 にそ丸の豆知識シリーズ
第二回テーマ:おさかな



 (1)銀魚。おしゃれですが、レア度★☆☆☆☆。


 (2)カクレクマノミ。ニモって言われると舌打ちをする。


 (3)イシダイ。すっげ美味い。シマシマでも鯛。

(4)イシダイその2。証明写真を、と所望することもある。


(5)多分トラフグ。一度しか食ったことないが、ウマすぎて笑う。トラだけど。


(6)ホウボウ。この蒼い瞳が珍重され1940年代に乱獲された。瞳の色とは違い、真っ赤な嘘であるが。

(7)ホウボウその2。この蒼い胸鰭が(以下省略)


(8)ヒラメ。意外と知られていないが出世魚。のちのオニイトマキエイである。


皆様にお楽しみ頂きました「にそ丸の豆知識シリーズ」ですが、
この第二回を持ちまして終了することとなりました。
長きに渡りご覧いただきまして、まことにありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。

オダギリ・ニソョー


2012年6月6日水曜日

金魚考察





にそ丸の豆知識シリーズ
第一回テーマ:きんぎょ


 



(1)けっこうくさい。




(2)野生のは、まず見かけない。
 

(3)「金」魚というのに、一般的には赤いやつが多い。しかもそんな赤というほど赤じゃない。  

(4)きっとわざとだ。  
(5)あまり食用にしない。むしろ、飲み込まれてーの、また出ーの、とかに利用される。
(6)正直、そんなに興味ない。
以上で終わります。ご清聴ありがとうございました。あー、きんぎょー(緊張)した。



運動靴と赤い金魚(イラン)

2012年6月4日月曜日

黒夜夢

眠れない夜、つらいですね。
布団をかぶってまんじりともできず、待てども一向に姿を見せない睡魔。
目を瞑り、横になっているだけでも疲れは抜けるはず、起きているよりはマシだ、と自分に言い聞かせるけれど、重々承知している翌日の辛さよ。


コーヒーが好きです。飲まない日はありません。
そのくせ21:00以降に飲むと眠れなくなるほど弱耐性です。
だのに誘惑に負けて夜に飲んでしまうことしばしば。
これには昼酒と似た魔力を感じます。

翌朝早起きしないといけない夜もなぜか寝付けません。
寝なきゃ寝なくちゃというプレッシャーが睡眠を妨げていると思います。

布団に入って必ず本を読みます。
普通の日は読み始めから遅くとも一時間ほどで寝つきます。
ですが上に挙げたような日はいつまででも読み続けることとなり、朝を迎えることもしばしばです。

コーヒーにしても翌朝プレッシャーにしても、精神的な要因が大きそうですね。


そんな眠れない夜、かなりの頻度で起こる現象があります。
それは、頭の中で延々と曲作りが行われる忌まわしい現象で、私はそれを「不眠作曲」と呼んでいます。
譜面も読めないどころか、楽器など何一つできない私の頭の中で行われる新曲作り。
これがひとたび始まってしまうと大抵は朝まで続く徹夜作業となるので、翌日の指はささくれ、目の下にくまが現れます。まるで本当の売れっ子作曲家のようです。

ジャンルはその日によって違います。
坂本冬美が歌いそうな演歌、日本のガールズポップげな曲、ギルバート・オサリバンもどき、ボズ・スキャッグス調など、その節操のなさに天才を感じます。

恐らくですが、今まで30曲以上は作曲していると思います。
しかもけっこう名曲だったりするので、できることなら世の中に出してあげたい。
仮に私が譜面を書けたり、なんらかの楽器を演奏することができるのなら、きっと今頃印税暮らしをしているはずです。

眠れない夜だけに現れる作曲家。
あなたの頭の中にはいませんか?


なんか、ゴメン。

2012年6月2日土曜日

白昼夢


ドライブ日和の運転中にかかってきた色気のない電話。
ウインカーを出して車を路肩に寄せた。

色気のない短い会話を済ませ、ため息をひとつ。
電話を切りながら遠くを見遣ると、男がいた。

若い緑色の草と灰色の基礎。
老いた男が硬い基礎の上に寝そべっていた。若い緑に包まれて。
片手には缶ビール。
その景色になぜか目が吸い寄せられた。

老いた男はやおら立ち上がり、こちら側を向いてドボドボと立小便を始めた。
立小便の最中に私の車に気づき、運転手の私にも気づき、
私に向かってニヤリと笑ってみせた。

小便が済むと真顔に戻り、また同じ場所に同じ格好で寝そべった。
グビリと缶ビールをあおる。
何事かをつぶやく。

自分にもあんな生き方ができるだろうか。
人の目など意に介さず、自分が生きたいように生きる。

五月の晦日の昼下がり。
色気のない電話が見せてくれたドラム缶の向こうの白昼夢。

忘れることがないように私は、シャッターを切った。