2012年9月7日金曜日

隧道。

かつては大変だった道を、安全に、早く、快適なものにしてくれるトンネル。
なのに比喩で使われる場合は決していいように言われないトンネル。
「トンネルに入ったような」「いつかは抜け出せる」など悪い状態の引き合いに出されるトンネル。
野球において一番恥ずかしいエラーとされ、不振が続くとスランプのトンネルなどとも言われるトンネル。
暗いだの怖いだの臭いだの出るだの言われるトンネル。
トンネルよ、嗚呼トンネルよ。
「人生には上り坂もあれば下り坂もある」だの「真っ直ぐで平坦な道ばかりではなく、時に曲がりくねった道もありー」と表現されるその道を、ストンと楽にしてやったのにねトンネル。

よし決めた。
ぼくは今日からトンネルを良い喩えとして使ってゆこう。
まっすぐな人には「あなたはトンネルのような人だ」と褒め、
性格は曲がっていても話が早い人には「あなたの話はトンネルのようですね」とそやし、
人生クネクネ道にいる人を見つけたら「いつか必ずトンネルが現れますよ」と励まし、
めでたく親となった人には「この子の人生がトンネルであるように」と祈ろう。

願わくはこれを読んだすべての人の前にトンネルがあらんことを。

バカとはなんだ!バカとは!!


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