とねりの庭
下々ノ者ノ下ノ庭
2012年8月14日火曜日
好きだからこそ
他県ナンバーぬるい海
松の匂い花火の煙
都会の言葉老けた旧友
ひぐらしの声しおれた朝顔
盆の入りは夏の終わり
ひと月前よりも確実に早くなっている夕暮れを認めたくないがゆえに目を開き空を仰ぐ。
つうと飛ぶ赤とんぼの奥にある高さを増した紅い空。
ゆく夏が切ない。
探すフォルダに夕景なし。
2012年8月12日日曜日
What a Wonderful World.
白い半紙と黒い墨。
ほとんどの光を反射する白とほとんどの光を吸収する黒。
書に於いて黒い墨を吸収するのは白い半紙だという事実。
そして二階調ではないという真実。
濃淡のある人生を。
2012年8月11日土曜日
風が吹いていない。
宇宙最強決定戦ももう終わりですね。
メダル数は立派なもんだけど、どうもスッキリしないと感じているのは私だけだろうか。
やっぱり金獲ってこそなんだよな。流行語大賞の候補も今のところ無いし。
このままもやもやのまま終わるんだろな。
まぁ観てるだけなんですがね。
2012年8月10日金曜日
雑食カメラマン
写真ですか。ええ、好きです。まぁなんでも撮りますねぇ。
あー、そうですね。たしかにイベントのスナップは多いっすね。なぜか出掛けた先でイベントやってるんですよー、というのはウソですけど、なんだろ?仕事柄もあってイベントあたりをウロウロしてるせいかも知れませんね。
んーどうだろ。風景ねー。自然とかってことでしょ?嫌いじゃないんだけど、撮ったからナニ?みたいな感じがあるんですよね、カレンダー的な風景は。
ちょっとうまい言葉が出てきませんけど、こう、アートっぽいのが好みですかねぇ。人でも物でも風景でも構わないんですけどね、なんかいいよねー、いいですねー、って感じの写真。
でしょ、わからんでしょ。私もわかんないですもん。わかんないまま撮っていきますよ、ええ、これからもね。
こんなのですかねぇ。わかんないけど。
2012年8月9日木曜日
他人は他人。
僕は僕だ。
人の話を聴くこと、人に合わせようとすることも含めて、僕なのだ。
それはふらふらと揺れることではない。
聴きながら、合わせながら、否定し、拒否し、捨ててもいる。
それは揺るぎなく、変わらずに、一貫している。
これまでの時間をそうして生きてきたように、これからもそうして生きてゆく。
あなたの話は聴くけれど、言うことは聞かない。
僕は僕だ。
君と僕がしている競技が一緒だなんて誰が言ったんだい?
2012年8月3日金曜日
プラス思考とマイナス思考
私は常時極端なプラス思考であり、常時極端なマイナス思考である。
当然のことながらプラスマイナスゼロってワケにはいかない。
なぜだろう。
そもそもなぜ「プラス」と「マイナス」なのか。
アド思考でもサブトラクト思考でもなくて、あくまでプラス思考とマイナス思考という。
なるほど思考は計算ではないということか。
計算でないのならばプラスマイナスゼロになるはずもないのだな。
ところでディバイド思考やマルチプライ思考はおらんのか。イコール思考はいそうだが。
などと思考しつつ呆けていた信号待ち。
ふと右に目を遣るとこんな看板が。
ブログネタが見つかるときってだいたいこんなもんだな。
わからないのは恐怖だ。
2012年8月2日木曜日
8月の色
30年も前のことだ。
体育が不得意だった少年時代のぼくは夏のプールも嫌いだった。
意地悪なほど冷たい水は、フェンスからはみ出しているヨモギの色とさして変わらず、泳ぐのは朽木色のミズカマキリだけでいいと思っていた。
そのくせプールの時間はいつだってあっという間に過ぎていた。
紺色の水着と対照的な白い手足。パァッっと息つぎをする朱い口。
跳ねる水は澄んでいた。
手をかざして見上げる夏空は青くて切ない。
動かなかった夏の恋は、今も青いままで空にある。
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